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集まるホームページの構造を知る

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ホームページをデザインするなら、ホームページの構造を検討することに時間を費やすことは必要不可欠です。優れたホームページ構造は、ユーザーエクスペリエンスを向上させるだけでなく、SEO(検索エンジン最適化)にも影響します。

ホームページを改善したいなら、ホームページのコンテンツの整理や分類など、特定の変更を加えることをお勧めします。

このコラムでは、ホームページの構造と、その重要性、そして人が集まりやすいホームページを作るための構造をご紹介させていただきます。

1.ホームページの構造とは?

ホームページの構造とは主に、内部リンクの構造とそれに伴うデザインのことです。ホームページ構造の構成要素は、大きく分けるとヘッダー、コンテンツ、フッターなどに分かれます。ホームページの構造は、主に以下の4つのタイプがあります。

①階層型:階層型モデルは、コンテンツの多いホームページでよく使用される構造です。階層型モデルには、カテゴリを含むメインページがあり、各カテゴリには、無制限にサブサブカテゴリを含めることができます。

階層型は、木が幹から枝、枝から葉に分岐していく様子に似ているため、木構造(ツリー構造)とも呼ばれています。

②シーケンシャル型:シーケンシャル型モデルは、データの先頭から順番にアクセスしていく方法で、最初にアプリを起動したり、アカウントを作成するときなど、ユーザーを一歩ずつ導くために使われます。

ユーザーがメインカテゴリーから、1つのカテゴリを選ぶと、メインカテゴリーの一覧が選択したサブカテゴリに入れ替わります。小さな画面でも多数のカテゴリとサブカテゴリを表示しなければならないという問題がないため、モバイルサイトで人気の構造です。

③データベース型:データベース型モデルは、コンテンツデータベース内で検索中のコンテンツを見つけるために検索クエリ(検索語句)を使用します。

この構造は、商品/サービスが多岐にわたっている場合に使用されます。データベースに基づいてカテゴリや詳細ページをつくります。ホームページ上に膨大にある情報を検索することで、簡単に素早く欲しい情報へと辿り着くことが可能です。ネットショッピングサイト、求人サイト、不動産サイト、旅行・宿泊予約サイトなどはデータベース型である場合が多いです。

④マトリックス型:マトリックス型モデルは、インターネットの初期から使われているホームページ構造の1つです。

このモデルの動作は独特で、ユーザーが関心のある特定のトピックに移動できるように分類された多数のリンクで構成されています。検索機能や内部リンクを使ったナビゲーションが適しています。マトリックスモデルの優れた例としては、Wikipediaがあります。

ホームページの構造を選択することは、サイトを構築するための最初のステップです。自社のホームページに最適な構造を決めるには、主なユーザーのタイプと、ニーズ、およびホームページに含まれるコンテンツのスタイルを検討しなければなりません。

2.ホームページの構造が重要な理由は?

ホームページの構造は、ホームページを適切に整理整頓するのに役立ち、ユーザーが探しているコンテンツを見つけやすくなるため重要です。ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させることができます。

また、ホームページの構造は、企業の検索エンジン最適化(SEO)戦略の重要な要素です。ホームページの構造は、検索エンジンのランク付けに影響を与える可能性があります。

さらに、情報の構造化により、ホームページの一番重要な部分を検索エンジン上に表示することで、特定のページにより多くのトラフィックを引き付けることができます。

3.集まるホームページの構造とは?

ホームページは様々な方法で構成できますが、いくつかの重要なアクションにより、優れた構造にすることができます。ホームページの構造を改善するためのヒントは以下の通りです。

①構造の略図を描く

ホームページの構造を新しく作成したり、作り直す場合は、略図を描くことから始めるのが良いでしょう。紙と鉛筆で描くことも、デザインソフトウェアを使って描くこともできます。

好みのWebサイトを検索して、構造を真似するのも方法の1つです。

略図には、ホームページに含めたい特定のページ、カテゴリ、その他の要素を描き、それを整理するために様々な方法を試すことができます。事前に略図を描くことで、実際にホームページに変更を加えるための計画を立てることができるのです。

②コンテンツを整理する

ホームページの構造を改善するための簡単な方法は、ユーザーにとって関連性が無くなった、または役に立たなくなったコンテンツを削除することです。

例えばECサイトを運営している場合、販売しなくなった商品のページは削除します。コンテンツを完全に削除したくない場合は、アーカイブを作成することもできます。

③カテゴリ別にコンテンツをグループ化する

コンテンツをカテゴリ別にグループ化することは、ホームページの構造を改善するために重要です。ホームページのコンテンツを基本的なカテゴリに分類すると、ユーザーが特定のコンテンツを素早く簡単に見つけることができます。ホームページに大量のコンテンツがある場合は、サブカテゴリを含めてさらに情報を整理することもできます。これは、ユーザーエクスペリエンスをスムーズに作成するのにも役立ちます。

④コンテンツにタグを追加する

タグは、コンテンツを分類するもう1つの方法です。コンテンツのタグを作成して、ユーザーがサイトの1つの領域でタグをクリックし、同じタグを持つ関連コンテンツを表示できるようにすることができます。これにより、ユーザーが特定のトピックに関連するすべてのコンテンツを検索できるようになり、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

例えば、簡単な料理に関する記事が掲載されたホームページには「簡単」というタグを追加します。ユーザーはタグをクリックすると「簡単」でタグ付けされたすべての記事を見ることができ、さらにホームページを検索することができます。

⑤ナビゲーションメソッドを設定する

ナビゲーションメソッドは、優れたホームページ構造のもう1つの重要な構成要素です。ホームページでは通常、メニューとも呼ばれるナビゲーションバーを使用します。ホームページの全ての主要なコンテンツカテゴリをナビゲーションバーに含めることで、ユーザーが探しているコンテンツを見つけやすくすることができます。

メインのナビゲーションバーが乱雑に表示されるのを防ぐために、場合によっては複数のナビゲーションバーを設定します。さらに、ナビゲーションバーのカテゴリには、大抵その中に多くのサブカテゴリがあります。

⑥ホームページの内部リンク構造を評価する

ホームページの内部リンク構造を評価して、改善すべき部分を確認することもできます。ホームページの内部リンクは、ユーザーをあるページから別のページに誘導します。内部リンク構造は、検索エンジンがホームページを見つけてインデックスを作成するように導くため、SEO戦略にとって重要です。優れた内部リンク構造により、ユーザーはさまざまなページを簡単に見つけることができます。

⑦ホームページの構造を維持する

自社のホームページの構造を改善した後は、その構造を長期にわたって維持することを忘れないでください。定期的に時間をかけて古いコンテンツをアーカイブし、ホームページを最新の状態に保ちましょう。

ホームページのコンテンツが大きくなるにつれて、新しいタグとカテゴリを追加し、コンテンツを整理することも大切です。

ホームページの構造を維持することで、ユーザーに楽しいエクスペリエンスを提供します。

おわりに

ホームページ制作というと、見た目を良くすることに力を注ぎがちですが、構造についても意識すると、より優れたホームページを作り上げることができます。

ホームページの規模が大きくなっていくと、コンテンツの整理整頓がうまくできずに、使いにくいサイトになり、集客がうまくできなかったり、リニューアルを繰り返してしまう企業も多くあります。
ホームページの構造をうまく設計できないと、無駄な時間とお金がかかってしまいます。

ホームページの作成、改善にお困りでしたら、Remi.incにご相談ください。


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