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ホームページの種類と役割8例をご紹介

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「私のビジネスにはホームページが必要だろうか?」これはおそらく、新しい起業家や、すでに製品/サービスを販売しているが何らかの理由でホームページを作成していない中小企業の経営者がよく質問する話題の1つです。

そして、この質問に対してほとんどの人が「はい」と答えるでしょう。

日本のインターネット普及率は既に90%を超えており、もはやその事実を否定することはできません。ホームページは、企業が既存顧客および潜在顧客に対して会社、製品/サービスを紹介し、販売する絶好の場なのです。

ホームページを作成することにした経営者が次にする質問は、「どんなホームページを作るべきか?」です。ホームページにはいくつかの種類があり、ビジネスの目的にピッタリ合ったものを選択する必要があります。

このコラムでは、よく使われる種類のホームページを8例紹介させていただきます。できるだけ多くの潜在顧客に訪問してもらい、販売量を増やし、良好な企業イメージを訴求するための賢明な決断を下すのにお役立てください。

1.コーポレートサイト

コーポレートサイトとは、 会社に関する公式の情報が公開されているホームページです。

現代的で、よく考えて作られたコーポレートサイトは、業種に関係なくビジネス拡大の助けになります。コーポレートサイトは、製品/サービスを詳しく効率的に提示するのに役立ちます。また、潜在顧客が、その会社の正確な情報を得たり、製品/サービスを購入する決断をしたりする助けになります。

コーポレートサイトは、会社の名刺またはパンフレットのような役割として機能します。そのため、よく構成されたデザインとナビゲーションが大きな役割を果たします。最適な配色、会社のロゴ、会社に関連する画像を使用することで、クライアントが使いやすく分かりやすい階層構造のホームページを作成することが重要です。

2.ランディングページ

ランディングページとは通常、マーケティングまたは広告キャンペーンからCTAを通して訪問者を最適な場所に導く特別な種類のホームページです。

訪問者が電子メールのリンク、Facebook、Instagram、Twitterなどのソーシャルメディアプラットフォーム上の広告、またはGoogle、Bing、YouTubeなどを介したプロモーションをクリックしたときに「着陸(ランディング)」する場所です。ランディングページは、リードを獲得し、適切な顧客にリーチし、マーケティング戦略全体の方向性を決める役割を果たします。

3.ECサイト

ECとは「Electronic Commerce(エレクトロニックコマース)」の略称で、直訳すると電子商取引を意味します。このため、ECサイトとは、電子商取引を行うWebサイトを総称する言葉ではありますが、通常ショッピングができるホームページに使われることが多いです。

今日、多くのインターネットユーザーがオンラインショッピングを利用しているので、独自の製品/サービスを販売するECサイトを作成することは、企業にとって大変有益です。

この種類のホームページでは、製品/サービスの閲覧、カテゴリーによるフィルタリング、キャンペーンや特別オファーの強調表示、そして注文が可能です。

ECサイトに追加できる、オンライン支払い、商品の追跡、ショッピングカートなどの機能は、クライアントの利便性を高め、オンラインストアでの注文をより頻繁に行うよう促します。小さな会社や、手作りの商品を販売している個人であっても、シンプルでありながらよく考えられた魅力的なオンラインストアは、世界中のクライアントにリーチする可能性があります。

4.情報サイト

情報サイトとは、特定の製品/サービスの市場でユーザーが求める情報をまとめ、コンテンツとして網羅的に発信するホームページです。情報サイトには、様々な情報および教育に関する記事、写真、動画が含まれます。

一般的に、この種類のホームページには、アドバイス、ガイドライン、または質問への回答が含まれています。十分に確立され、構造化され、機能的な情報サイトは、情報を頻繁に検索したり、学習したりする多くの人々を引き付けることができます。

特定のテーマに特化していたり、専門性のある情報サイトは、Googleからも評価されやすく、検索結果で上位に表示されやすくなるためSEO対策としても役に立ちます。

また、訪問者のニーズにあった、会社や製品/サービスを選べるような導線を設定することで、潜在顧客だけを狙った集客も可能です。

5.ブログ

ブログとは、「Webにログする」という意味の造語「ウェブログ」の「ウェ」を省略した呼び方です。ブログは、投稿された記事を時系列順に表示する日記的なホームページです。

ブログにも、様々な種類の記事、ビデオ、写真があります。情報サイトと比較すると、より個人的で日常的な内容が多いです。近年ブログは、関連するWebサイトへ効率の良いデータフローを確保し、検索エンジンの指標を改善できるため、SNSコンテンツや電子メールキャンペーンの優れた資料として頻繁に使用されています。

このコラムもホームページ内のブログに書いています。今読まれている方がいるという事は、検索エンジン内でしっかり集客が出来ていることを意味しています。

6.ポートフォリオ

ポートフォリオとは、一般的にクリエイターの作品集のことをいいます。ポートフォリオサイトは、アーティスト、ライター、デザイナー、フォトグラファー、家具メーカーなどのクリエイティブな仕事をしている人や会社が、優れた作品を展示するのに適しています。

ポートフォリオは、ただ作品の写真を投稿するだけでなく、詳細な説明を含めることも可能です。スキル、作業能力、知識について明確に伝えることができるため、潜在顧客が作品/サービスを購入するかどうかを決定するのに役立ちます。

7.地域ポータルサイト

地域ポータルサイトとは、訪問者が特定の地域の様々な業種の情報を見つけることができるホームページです。

この種類のホームページは、例えば地元のレストランの連絡先、価格帯、口コミなど、同業種を一覧表示したい場合に適しています。他の例としては、病院や歯科医師などがあります。また、観光客向けの情報を発信している市町村もあります。近年は、ふるさと納税の情報も多くなっています。

8.ソーシャルメディア

ソーシャルメディアは世界中で何十億もの人々によって使用されており、無数のソーシャルメディアプラットフォームが存在します。

ターゲットオーディエンスに関わらず、Facebook、Twitter、Instagram、LinkedInなど、いずれかのプラットフォームで見つけることができます。プラットフォーム自体を再設計することはできませんが、ページのデザインをある程度設定でき、コンテンツを作成することはできます。デザインは、企業の視覚的アイデンティティに対応させる必要があります。

ソーシャルメディアページの背後に会社を認識できるようにするために、会社のホームページと一貫性のあるデザインを探して、ロゴや色を合わせるようにしてください。

コンテンツを作成する際は、面白い動画、インフォグラフィック、ミーム、詳細なレポート、無料のオファーなど、ソーシャルメディアでシェアされる可能性が高いものに焦点を当てましょう。

おわりに

これからホームページを作成しようと考えている方に向けて、主なホームページの8つの種類とその役割を紹介させていただきました。

ホームページをビジネスに役立てるためには、目的に合った種類を選んで作成することが重要です。自社の目的に合ったホームページを作成するための参考にしていただければ幸いです。


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