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ウェブサイトを作って3ヶ月経ってもコンバージョン率が低い

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素晴らしいウェブサイトを作り「さて後は売り上げを待つばかり。」と期待していました。

しかし、1か月経ち、2か月経ち、3か月経っても、コンバージョン率が上がっていかない。そして、その理由がわからない。

ウェブサイトを通して売り上げを上げることは、そんなに簡単ではありません。

デザインとコピーライティングに頭を抱えている人々や、ついに自社の製品/サービスを世界に共有する場を持つことに興奮している人々へ伝えます!

ウェブサイトを作成することは、販売とリードジェネレーションへの旅の始まりにすぎません。

ウェブサイトを作成したら、その後は予想できないくらい多くの問題が発生する可能性があります。専門家でない人がウェブサイトのコンバーション率を上げるためには、多くの労力と時間が必要です。

このコラムでは、ウェブサイトにおいてコンバージョン率が低い5つの理由と、その対処方法を説明します。

1. 行動喚起(CTA)が効果的ではない

行動喚起(CTA)は、ウェブサイトの訪問者に、実行してほしい行動促す、または依頼するためのボタン、テキスト、画像です。行動喚起(CTA)には規則がありません。ウェブサイトや、提供される製品/サービスに対して効果的である必要があります。

行動喚起(CTA)のフレーズが優れていればいるほどコンバージョンつながります。そのため、魅力的で、明確で、興味をそそるフレーズである必要があります。あなたのウェブサイトにアクセスし、行動喚起(CTA)を見た人がこちらの望むように行動してくれることが重要です。例えば行動喚起(CTA)ボタンは、ユーザーがそれをクリックしたいという衝動を感じるボタンである必要があります。

ウェブサイト上の行動喚起(CTA)のフレーズがコンバーション率につながらない理由は、普通すぎるためです。「新規登録」「無料トライアルを開始」「今すぐダウンロード」という行動喚起(CTA)は、ウェブサイトでよく見かけるため、魅力的に見えません。

どこでも見かける行動喚起(CTA)にうんざりしている訪問者がそのボタン、テキスト、画像をクリックしてくれる可能性は低いです。訪問者に「他ではあまり見かけないユニークなものだ。」と感じさせる必要があります。

行動喚起(CTA)のコンバーション率が低いもう1つの理由は、目立たないことです。色と配置場所を考慮してデザインして見つけやすくし、訪問者がページやコンテンツの途中で迷わないようにする必要があります。

すべての訪問者の目につくように、優れた行動喚起(CTA)を上部に配置することが理想的です。色々と試してみて、最適な色、テキスト、場所を確認します。

さらにもう一つ、行動喚起(CTA)のコンバーション率が低い理由は、訪問者がしなければならないことが多すぎて、あなたの行動喚起(CTA)が面倒な作業だと思わせてしまうことです。訪問者は、「何かをしている」のではなく「何かを得ている」と気づいた時に、あなたが求める行動をします。「与える」「始める」ではなく、「得る」「獲得する」ことを意味する単語を使用することをお勧めします。

コンバージョン率が低い理由が、行動喚起(CTA)であると思われる場合は、上記のヒントを確認し、それらのいずれかが現在の行動喚起(CTA)に当てはまるかどうかを確認して、修正を開始してください。

2.ユーザー体験(UX)が良くない

製品/サービスに関する情報が明確ではなく、混乱を招きやすいウェブサイトは、ユーザー体験(UX)悪く、訪問者はあまり長い間ページに留まりません。

ウェブサイトは、すべてを明確に表し、完全な方法で製品/サービスを提供することになっています。そうでないと訪問者は、あなたのウェブサイトを閉じて、競合他社のウェブサイトに行ってしまうでしょう。

ウェブサイトをデザインする際は、優れたユーザー体験(UX)を最優先する必要があります。訪問者が最初のページを開いた瞬間から行動喚起(CTA)をクリックするまで、従わなければならないすべてのステップをウェブサイト内のユーザージャーニーにマッピングして、それがいかに簡単で直感的かを確認します。優れたユーザー体験(UX)に満足した訪問者は、あなたが求めていることを実行する可能性が高く、そのうえサイト内で他にも必なものがあるか確認したり、友人や家族に勧めたりするため、コンバージョン率が向上します。

コンバージョン率が低い理由が、ユーザー体験(UX)であると思われる場合は、修正を開始してください。訪問者になったつもりで自分のウェブサイトに訪れ、すべてのボタンが適切に配置され、指示が明確で、順序が詳細に記述されているかを確認してください。少しでも問題があると感じたら、変更をするようにしましょう。

3.ターゲット顧客を間違えている

適切なターゲット顧客にリーチしていないか、狙っているターゲット顧客が広すぎる可能性があります。

ウェブサイトを作成して製品/サービスを提供するより前に理解する必要があることの1つはターゲット顧客です。あなたの製品/サービスを利用する人は誰でしょう?その人たちはどこに住んでいて、どのようなオンライン行動をしていて、何をよく検索し、どんな物を買うのが好きで、いくらくらいお金を費やす予定なのでしょうか?この情報を入手して、優れたユーザー体験(UX)を設計し、魅力的で効果的な行動喚起(CTA)を作成します。

しかし、ターゲット顧客が間違っていたらどうなるでしょう?その人たちは、あなたの製品/サービスを購入する必要性を感じず、訪問者を顧客に変える可能性を失うでしょう。あなたが発信するメッセージは、訪問者の問題を理解し、解決策を十分に提供していると感じさせる必要があります。そのメッセージが間違った人に向けられていると、理解はしてもらえず、気にかけてすらもらえません。

見込み顧客を念頭に置いて戦略を立て、その顧客に合わせてコンテンツを絞り込みましょう。適切なターゲット顧客が、あなたのウェブサイトを開いて、製品/サービスを見ることでコンバーション率に繋がるのです。

ターゲット顧客に集中的に商品/サービスに関する情報、またはコンテンツを届けるためには、ペルソナの設定が重要となります。バイヤーペルソナは、理想的なターゲット顧客の正確な特性を使用して作成する架空のペルソナです。ターゲット顧客がどのように振る舞い、ニーズが何であるかを理解するためにバイヤーペルソナを設定することは、適切なターゲット顧客を獲得するために重要です。

適切な人々をターゲットにして、コンバージョン率が上がり出せば、ターゲット顧客が適切であるということになります。

4.提供している製品/サービスが分かりにくい

ウェブサイトの訪問者は、提供されている製品/サービスが理解できない場合、行動喚起(CTA)に誘導されず、購入には至りません。その人たちは、もっと分かりやすいウェブサイトを持つ競合他社に流れてしまいます。

会社説明、製品/サービスの情報は明確かつ簡素なものが好まれます。起こりうる質問を回避するために曖昧になりすぎるのを避けましょう。すべての有益な情報が適切に配置され、コンテンツが理解しやすいことを確認してください。

コンバージョン率が低い理由があいまいだったり、不明確すぎるなら、「優れた価値提案(UVP)」を作成してみましょう。優れた価値提案(UVP)は、提供するもの、提供するものの利点、ターゲット顧客が抱える問題の解決にどのように役立つか、競合他社よりも優れていることを非常に明確に説明する簡単なステートメントです。 優れた価値提案(UVP)は強調表示され、ウェブサイト、キャンペーン、ニュースレター等で常に最初に表示される必要があります。

優れた価値提案(UVP)を始めるには、最初に製品/サービスについていくつかを割り当てる必要があります。まず、顧客にもたらすことができる価値と、その価値が特別である理由について考えることから始めてください。 次に、提供しているものが、競合他社が提供よりも優れている理由を説明します。

製品を販売している場合は、すべての仕様に対する独自の説明を高品質な画像とともにウェブサイトに載せていることを確認しましょう。サービスを提供している場合は、サービスが提供する事と、ユーザーがサービスを購入した場合に受け取る事について全て説明してください。

訪問者が疑問を多く持ちすぎると購入に至る可能性は低いです。 あいまいで不明瞭なウェブサイトは、コンバージョン率が減少している、または増加していない主な理由の1つです。修正を開始しましょう。

5.コピーに説得力がない

ウェブサイトの訪問者に対して十分な説得力がある場合にのみ、行動喚起(CTA)は機能します。そして、訪問者を引き付け、必要なアクションをさせるためには、質の高い説得力あるコピーを用意する必要があります。

コピーには、特に行動喚起(CTA)、ターゲット顧客、優れた価値提案(UVP)が含まれます。ウェブサイトのコピーが良くない場合、行動喚起(CTA)は機能せず、優れた価値提案(UVP)も十分ではありません。

コピーに説得力を持たせるには、訪問者が抱えている問題を説明または対処し、問題を解決できることを明確に示す必要があります。そのためには、ターゲット顧客を再確認する必要があります。あなたがどんな人を説得しようとしているのかを知ることは、その人が必要としているものを具体的に示し、その人が理解できる言葉で話し、正しいメッセージを伝える唯一の方法です。

ウェブサイトの訪問者が抱える問題を理解していることを、その内容を説明することで示し、それから解決策を提示しましょう。コピーの文は良い開始、中間に分かりやすい説明、そして訪問者の問題を解決する助けになることを示す結末が必要です。

しかし、コピーを作成する際に見落としがちなのが、訪問者は、そのウェブサイトが製品/サービスを販売しようとしていることはすでに知っているため、面白くないコピーだと、わざわざ読まないということです。広告のように見せすぎず、気軽な会話のような文章を考えましょう。

ウェブサイトのコピーを修正してコンバージョン率を上げるために、「AIDAの法則」を適用することから始めてみましょう。AIDAとはAttention(注意), Interest(興味), Desire(欲求), Action(行動)の頭文字です。この方式は非常に簡単で、信じられないほどの結果を生み出します。

Attention(認知):最初に、あなたのコピーは訪問者の注意を引く必要があります。あなたが提供するものが魅力的でない場合、注意は向けられません。最初に訪問者の注意を引く必要があります。

Interest(興味):訪問者の注意を引いたら、次に興味深いコンテンツを掲載したウェブサイトページにユーザーを引き付けます。ここでは、製品/サービスが非常に優れている理由を説明できます。

Desire(欲求):訪問者の注意を引き、その訪問者が製品/サービスの説明に興味を持ち続けたら、今度はその製品/サービスを訪問者に欲しがらせる時です。 訪問者は、問題を解決するためにあなたの製品が必要だと感じなければなりません。

Action(行動):訪問者はあなたのウェブサイトを読み、製品/サービスが欲しいと感じたら、そこで行動喚起(CTA)に導いてください。目につく、簡単な行動喚起(CTA)を作成することを忘れないでください。コンバージョン率につながります。

おわりに

コンバージョン率を高める方法に完全な答えはありません。でも、ウェブサイトを改良して、ビジネスを成功させたいですよね。ウェブサイトを作って3カ月様子を見たけれどコンバージョン率が上がらないなら、理由を調査して修正しましょう。

例えば、CTAボタンの色を変更するだけで、コンバージョン率が飛躍的に向上する場合があります。

一度に1つか2つの簡単な変更をして、しばらく観察して結果を確認しましょう。

妥協をしてはいけません。皆がコンバージョン率を高め、ビジネスの成長を生み出すためのより良い方法を探しています。頑張ってください!


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